地籍調査(一筆地調査)・地籍測量(図根点測量、一筆地測量)により得られた情報をもとに、一筆(地番)ごとの『地積測定』を行い、『地籍図』『地籍簿』を作成します。また、成果情報の『数値情報化(電磁化)』も行います。
自社開発システムである『MCASS』を使用することにより、現地作業から成果作成まで一連の流れで効率よく、「地籍調査作業規程準則及び同運用基準」に適合した品質の高い成果品を提供します。

技術について

地積測定

地積測定とは、一筆ごとの土地について一筆地測量により求められた筆界点座標を使用し地積(面積)を求める作業です。
地積測定は、平面直角座標面上であらわされた平面直角座標値を用いて現地座標法により行うこととされています。
そうすることで、楕円体である地表面上の面積と水平面である平面直角座標面上の面積が、各座標系の範囲内においては国土調査法施行令で定められた誤差の許容範囲内で正確に求められます。

地籍図の作成

地籍図とは、地籍調査の成果として作成される図面であり、一筆地(土地)ごとの「地番」「筆界線」及び地籍測量で求められた「地籍図根点(基準点)」が表示された図面です。
地籍調査完了後、作成された『地籍図』は、不動産登記法第14条で定められた『地図』として法務局に備え付けられます。

地籍簿の作成

地籍簿とは、一筆地(土地)ごとに地籍調査で得られた結果(地番・地目・所有者・地積・異動事項(修正された内容))を表示した簿冊のことです。
地籍調査完了後作成された『地籍簿』は『地籍図』とともに法務局に送付され、その情報をもとに法務局にある登記簿が修正されます。

数値情報化(成果の電磁化)

数値情報化とは、地籍調査で得られた成果を定められたフォーマットにより電磁化することです。
数値情報化されたデータは、成果の継続的な更新や管理及び多種多様な行政事務に活用されます。

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