自分の「やりたい」を追求する

大学では空間情報技術を用いてシミュレーション分析やモデル提案を行う研究室に所属していたことから、「社会人になってからもGISを使って仕事をしたい」と考えていたところ、学会で松本コンサルタントという名前を知りました。その後、会社説明会や会社訪問を通して、会社の業務内容や考え方と自分のやりたいことがマッチしているのはここしかないと思い、入社を志望しました。就職活動中から、我が社に対して温故知新の姿勢が印象に残っていましたが、入社してからもその印象は変わりません。

私は主に異動更新業務に携わっています。異動更新とは、法務局からの異動通知に基づき、市町村が行政で使用する地番図などの情報を最新の状態に更新することで、初年度は先輩社員と一緒に役場を訪問していました。最初は不安でしたが、技術面はもちろん、協議や電話での話し方、打ち合わせ記録簿の書き方などを先輩社員が丁寧に指導してくださったことを今でも覚えています。成果を納品して顧客の方からお礼の言葉をいただいた時に、達成感を得ると同時に、自分も先輩社員のような社会人になりたいと目標を持つことができて、印象に残っています。

休日は博物館や美術館を訪れて、気分転換をしています。高校生の時に日本史を担当してくださった先生の話がとても面白かったことや、大学生の時に建物悉皆調査（建物の歴史的意匠や残存状況を把握する調査）を行っていたことがきっかけで、古い絵画や建物に興味を持つようになりました。会社の近くにある徳島城博物館は、興味深い企画や特別展示が催されるので、お気に入りです。今後も様々なご縁に感謝し、そこから培った考え方を大事にしたいです。