流量観測業務
低水流量観測
年間を通して河川の平常時の流量を観測します。水深の深い河川では、河川にワイヤロープを張りボートを使用して水深と流速を計測して流量を求めます。
徒歩観測
高水流量観測
洪水時に河川の流量を観測します。観測方法は浮子という浮きを橋の上から投下して流下時間を計測しますが、台風時に観測することが多く暴風雨の中作業を行います。また、人員が多く必要になるため、調査部だけでなく他部署から人員を出してもらい観測しています。
浮子観測
渇水時調査
ダムの貯水率低下時に放流量が少なくなるため、河川が正常な機能を維持出来ているかを調査します。観測方法は低水流量観測と同じですが、流量だけでなく鮎の産卵場所で産卵に必要な流速と水深を確保出来ているかも調査します。
瀬の流量観測
交通量調査
全国道路・街路交通情勢調査や道路の計画・建設・維持修繕・管理など、調査の目的により、交通量調査・速度調査・起終点調査・交通渋滞調査・駐車場調査などの調査をおこないます。
道路台帳作成・更新
道路台帳とは道路管理者が管理する道路の図面・調書となります。図面作成にあたっては、まず現地測量をおこない、道路形状・側溝・安全施設等の幅員・種類を調査します。
道路台帳図(例)
道路付属物点検
社会インフラの老朽化による事故などが懸念されるなか、管理される附属物の変状を早期に発見することが不可欠です。定期的なメンテナンスサイクルが義務付けられ道路管理の観点から健全性を診断することで、道路利用者および第三者被害の恐れのある事故を防止し、安全かつ円滑な道路交通を確保することができます。また、路上からの目視確認が可能な手法を施すことで道路管理業務での点検が簡略化され、効率的な日常点検のサポートをしています。
道路案内標識(右上)や道路照明(右下)等の道路附属物
附属物点検について
附属物の状況は、供用年数および周辺環境によって異なるほか、地域景観に配慮してデザインされたものなど多様な構造を有するものもあります。これまでの知見により損傷等が生じやすい弱点部があることから、構造的特徴を考慮した部位に着目することで効果的な点検を実施しています。
点検方法は、所定の部位に対して点検用資機材を併用した近接目視を基本とし、必要に応じて触診や打音等による点検を実施するとともに、近接目視の結果から倒壊のおそれのある附属物に対して実施する詳細調査では、超音波パルス反射法による残存板厚調査・き裂探傷試験を実施しています。
調査部門では、主に道路標識・道路照明施設の附属物点検を実施しています。
点検状況
触診による点検
詳細調査による残存板厚調査