地籍調査は地籍測量や一筆地調査だけではなく、都市部において官民境界を先行して調査する街区境界調査や、登記所備付地図が存在しない地域で調査図素図を作成する予備調査など、様々な事業が存在します。
地籍調査に関連した様々な事業について、地域や場所に応じた事業に対応しています。

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概況調査

人口集中地区(DID)を有する地番区域について、都道府県または市町村が地籍調査を実施するにあたり、当該区域の地籍整備状況を地籍調査の実施前に明らかにするための調査です。具体的には、土地登記簿及び登記所備付地図の収集と現況の調査をおこない、登記情報と地域の現況を対照することにより、地籍調査を実施するための諸問題の整理や地籍調査を優先して実施すべき地区の選定などに活用されます。

地籍整備情報の多角的な分析や、収集した情報の利活用などのソリューションを提供します。

予備調査

地籍調査の実施について、登記所備付地図の一部又は全部が滅失している地域や、地図と現況が著しく異なっている、いわゆる地図混乱地域など、地籍調査実施上困難性の高い地域において、予備的に地域の状況を把握するための調査です。登記所備付地図の滅失や混乱により調査図素図を作成できない地域では、予備調査により作成された調査図素図案をもとに調査図素図を作成することが可能です。

地籍調査のノウハウをもとに確度の高い調査図素図案を作成します。

街区境界調査

都市部での地籍調査は土地所有者等の権利意識が高く、土地が細分化され権利関係も複雑であるため、土地所有者等による民有地同士の境界(民々境界)の確認は困難を伴います。そこで、街区を形成する道路と民地との境界(官民境界)を先行的に調査並びに測量をおこない、街区境界調査図および街区境界調査簿を作成する調査です。

効率的な調査および測量、最新の規程類に対応した街区境界調査図および街区境界調査簿の作成など、高品質な成果品を提供します。

復元測量

都市部では地積測量図や境界確定図等の境界を示す資料が既に存在することが多く、資料が示す位置をいかに正確に見出すかが重要になります。そのため、一筆地調査の事前に、道路査定図や地積測量図などの既存資料をもとに復元測量を行い、境界標識の亡失などにより確認できない境界点の復元を行うことで、境界確認の円滑化や筆界未定を未然に防止することが可能となります。

地籍調査及び公共測量などで得られた境界の推定方法や高精度な境界点復元技術により、信頼性の高い復元測量を行い一筆地調査の円滑化を実現します。

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