地籍成果をベースにお客様がお持ちの情報資産をさらに利活用するためのGISです。

MSYS・MSYS2とは

概要

地籍調査の成果である筆図形・筆属性・図根点などの情報を一元管理し、航空写真やShapefileなどを重ねて広域行政サービスの効率的な運用を支援するGISです。

複数部署間でさまざまな用途に共用することを目的とした「共用空間データ」と、特定部署や特定業務への利用を目的とした「個別空間データ」を一元管理することで、各部署が持つ様々な資産を”可視化”し”複数の情報を重ね合わせる”ことにより新たな”気づき“を提供します。

MSYS・MSYS2の特徴

簡単操作で見やすい交付図面が作成可能

文字配置の自動計算を行うことにより、文字の重なりがなく見やすい交付図面の出力が可能です。
狭小筆においては引き出し線やイロハ出し表示を行い、交付図面の編集作業の手間を削減します。
これにより、住民対応の待ち時間を短縮し”住民サービスの向上“をサポートします。

操作が簡単なためすぐに交付作業が習得でき、担当職員が不在であっても業務を止めることなく対応することができます。

汎用性の高い入出力ファイル形式による他システムとの高い親和性

地籍フォーマット2000・Shapefile・SIMA・CSVなど、様々なファイル形式のインポート・エクスポートが可能です。
様々なファイル形式に対応していることで、既存の他システムと”つながる“システムとして運用することができます。

システムの拡張性

利用目的に応じたオプションシステムをご用意しております。
地籍成果管理林地台帳管理など、詳細は各システム紹介をご覧ください。
また、専用形式の帳票作成やご利用中のシステムから出力したデータの取込など、個別のご要望にも対応いたします。

MSYS・MSYS2は、オプションシステムや個別要望対応により”使い続けられる“GISとして進化を続けます。

おすすめ基本機能

基本機能のうち、一般的なGISによくある機能や汎用的なデータ管理に活用できる機能など、便利な機能の一部をピックアップして紹介します。

簡単操作で地図を切り替え

予め登録した表示設定を選択することで、簡単に地図を切り替えます。

縮尺に応じた表示

管内図は広域表示でのみ表示して拡大時には非表示にし、逆に地物の名称ラベルは拡大時にのみ表示するなど、縮尺に連動して地物やラベルの表示を切り替えることができます。

属性値に応じた着色・透過表示

属性値に応じた地物の着色やレイヤーの透過表示を行うことができます。

用途に応じた設定を登録しておくことで、誰が操作しても同じ配色で地図の表示や印刷が可能です。
※ユーザーごとにも設定が可能です。

フリーレイヤー

ポリゴンや折れ線・シンボルマークなどの図形を追加できるレイヤーを作成できます。
レイヤーごとに管理する属性を定義することで、属性での検索や主題図の作成などが簡単にできるため用途に合わせた利活用が可能です。

背景地図表示・画面分割

航空写真などの画像データや地理院タイルなどのXYZタイルを背景地図として重ねて表示します。

また、異なる表示内容の地図を左右に並べて表示します。
左右の画面は、表示位置と縮尺を連動できるため、航空写真と地籍図を比較したり広域図と拡大図を並べての表示が可能です。

Shapefile Viewer

Shapefileを画面にドラッグするだけで簡単に他の地図と重ねて表示できます。