概要
MCASS(Matsumoto Cadastral Survey System:エムキャス)とは、地籍調査における作業遂行に必要な処理を、地籍調査作業規定準則及び同運用基準に準拠した形で行うシステム群の総称です。
作業を効率よく進めるための様々な機能を有しているほか、成果を誤りなく高品質に作成できるよう各工程における点検機能が充実しているのが本システムの大きな特徴です。
MCASSは、主となる3つのシステム(事務支援システム・地籍調査システム・地籍測量システム)とその他のサブシステムで構成され、各システムでの更新を別のシステムにも即時反映することでデータ不整合を防ぐ仕組みを採用しています。
システム紹介
事務支援システム
地籍調査における複雑な事務処理を、準備工程から一筆地調査・工程管理・認証事務手続きまですべての工程において、関係法令・準則などに則り適正かつ迅速に処理します。
地籍調査システム
一筆地調査の準備段階から調査後の結果入力・法務局送付まですべての工程を管理・サポートし、事務支援システム・地籍測量システムと連動して、調査図素図・調査図・地籍図・地積測定成果などを作成します。
地籍測量システム
観測データの取り込みから各種測量計算・データ管理まで、地籍測量工程に必要な機能を集約しています。記載例対応の各種帳票の出力や、地籍調査システムと連携して選点図・路線網図などの図面を作成します。
その他サブシステム
図化編集システム
地籍調査システムで作成した図面の編集・保存を行うシステムです。多彩な機能を使用し簡単操作で多種多様な図面を効率的に作成でき、作成した図面は、画像ファイルとしても出力できます。
一筆地調査(現地調査)システム
タブレットPCに搭載する現地調査支援に特化したシステムです。手書きメモ入力やファイリング機能など、現地調査やその後の作業を効率的に進めるための機能を備えています。